プロフィールの欄に趣味・Jazzとありますが、Jazzを聞くのが好きです。
高校生の頃、友人の家で遊んでいたときの事、友人が古いレコードをかけました。「Birth of the cool」ビバップなどの古いスタイルのJazzからの決別を意味する、マイルス=デービスのクールジャズの誕生でした。当時、バブルの時代には、夜の番組にオシャレな女性歌手が、スノッブなJazzのイメージを演出していましたが、私は何の興味も持てませんでした。
しかし、「Birth of the cool」はそれまでJazzに描いていたイメージとは全く別の次元のものでした。波のようにうねりを持って押し寄せる音の洪水。それ以来、松本のJazz喫茶「エオンタ」に入り浸るようになりました。大学浪人時代には、一杯のフレンチコーヒーで何枚ものレコードを聞かせてもらいました。
昔は、セロニアス=モンクの音と音の間の見えない音が好きでしたが、この頃少しご無沙汰しています。その頃、白井昴一の建物にあこがれていたりしました。
この頃、聞くのは、エリック=ドルフィーとジョバンニ=ミラバッシ。どちらも、坦々としたリズムの動きの中に自由に動き回る音が好きです。
「坦々とした秩序の中に自由に展開する空間」とでも形容できるような建築を創りたいと思います。