豊かな自然あふれる、信州・松本市を拠点に仕事をしています。
建築が豊かな環境の中につくられる時、環境に大きな影響を与えます。環境と調和する建築を目指す事は、環境の中に生きている我々にとって当たり前の事です。
一方で、多くの建築は、都市・街につくられます。建築が街に影響を与えるのも当然の事。
翻せば、都市・街のあり方が、そこにつくられる建築にとっての素地になります。
都市と建築を考える時、コルビジェを始め20世紀の巨匠たちは、「建築」「都市空間」「アクティビティ(人々の活動)」の順番で都市をつくってきました。合理的な計画論に従ってデザインし、世界中に「街の顔」が無い都市を量産してしまいました。
かつて中世の都市がそうであった様に、「アクティビティ(人々の活動)」「都市空間」「建築」のプロセスが、人間の為の都市、地域に豊かさをもたらす「街の顔」をつくりだします。
建築家として「建築」を考える上で、その素地となる「都市空間」に関心を持ち活動するのが当たり前でありたいと考えています。その為に都市の「アクティビティ(人々の活動)」から「都市空間」を考え、設計する「建築」にまで、シームレスな関係性をデザインするのが、建築家のあり方と考え、「建築設計」に留まらず「都市デザイナー」としても、活動しています。
東京で建築と都市デザインを学び、松本市を拠点として設計事務所を構えていますが、地方在住の建築家=タウンアーキテクトとして、松本を始め信州・長野県の町や村やのアクティビティと都市空間をつくる活動を続けたいと思います。