2009年 松本駅前広場の35年ぶりの改修整備計画が景観審議会に答申
交通動線のゾーニング、広場のあり方、シェルターのデザインなど、景観審議会から計画案の見直しを求める。
問題点⓵ 交通動線のゾーニング
2009年6月 従前のゾーニングを踏襲したレイアウト
2009年8月 建築士会まちづくり委員会でレイアウト再検討
問題点⓶ 広場のあり方
2009年9月 市民の関心を…駅前広場デザインシンポジウムを開催「広場のあり方」
「らしさ」とは何ともそこにしかない。そこらしさ。気候風土などはらしさとなりえる。自分たちの出来ている街の素質をのばすこと。
「景観」とは、デザインや設えではなく、五感を通して感じられるもの。
「おもてなし」、最高のおもてなしはフェイストゥフェイスの人的なサービスである。
「何もない方が良い」「のびのびと可能性のある広場」「何もない空間は利用する、使うものの力量が試される」「何もデザインしないのではなく、削ぎ落とすことで本当に必要なものが見えてくる」「決意を持ってできること」
こんなキーワードがたくさんありました。我々一人ひとりが、駅前をどう使いたいのか?どうしたいのか?架空の施設デザインではなく、松本駅前広場の計画をきっかけにどんな街づくりを一人ひとりの責任でどう取り組んでいくか?
決意を持って取り組むべき時が来たと感じました。まだまだ、一部の活動でしかないこの問題。我々大人が、本当の意味で後世に残して行ける街づくりを真剣に考えなければならない時が来ています。
願わくば、市民一人ひとりの意識が高揚し、無関心が造り出す膨大な無駄と、心の貧しい「街」の将来に歯止めをかけることを望みます。まず自身から!
2009年10月 景観審議会に駅前広場検討部会を設置
アドバイザー:高見 公雄(TDA)
景観審議会:柳澤 孝彦(建築)、北山 利彦(都市デザイン)、奥原 正司(造園)、山田 健一郎(建築)
2009年10~12月 駅前検討委員会 模型スタディー
2009年10~12月 駅前検討委員会 広場全体の印象を左右する舗装のデザイン
問題点③ シェルターのデザイン
2009年10~12月 駅前検討委員会 駅前広場の構築物=車寄せシェルターのデザイン
駅前の構造物 車寄シェルターのデザイン 建築物と同等に街の広場の印象を大きく左右する