松本市内、高台の坂の上に建つ家です。
北側は道路に面し、玄関・車廻しと1階の駐車場が前庭をL字型に囲みます。
少し変形した敷地の形状に合わせて、建物南側の面は、眺望と斜面に正対するように、の軸線からずらしています。軸をずらしたことで、内部に動きのある空間が生まれました。
敷地の南側は、急な坂で、リビング・ダイニングから張り出したウッドデッキが坂の上に浮いています。
眺望の良い南側には、大きな吹抜けのリビングとそれに続く応接を兼ねた和室・・ウッドデッキに繋がるダイニングが、大きな開口部で計画しています。
母屋の白い壁と、下屋の杉荒板の黒壁を対比するように構成し、ガラス張りのエントランスを構えます。リビングの吹抜けに面する壁には、丸窓がランダムに穿たれています。
夜になると、松本の夜景が拡がります。
インテリアは、リビングの大きな吹抜けを介して一体の空間で、白い壁・木目の優しい桜のフローリング・リビング廻りの丸い窓で、清潔な優しいインテリアを計画しています。