L-PLANは、松本市郊外の、美ヶ原や鉢伏山の眺望が良い敷地に建つ住宅です。星の観察が好きな施主が、星のきれいな東の空に街の光が無い土地を探しました。敷地の廻りには田園風景が拡がります。
土地は南北に長く、東には、田園風景が広がり、敷地の西は比較的交通量の多い生活道路があります。道路に沿った西側と北側に建物を配置し、L字型のプランが庭を囲うように計画しました。
外壁は、ダークグレーのガリバリューム鋼板・角波張りで、端正な外観でデザインしています。
リビング・和室・ダイニング・子供部屋が繋がりを持つように、庭に面して大きな開口部を計画しています。
それに対して、西側の道路に面した立面は開口部を極力少なくして、道路から生活をガードするようにデザインしました。
北よりの2階建て部分は、1階のダイニングキッチンが南に面し、ライトウェルの吹き抜けを介して、2階の子供スペースと通じています。リビングは眺望の良い東側に面し、リビングの拡がりや客間として機能する和室が続きます。これらのスペースが眺望の良い南東に開いた庭を介して繋がります。
外回りの端正なデザインに対して、インテリアでは、無垢材の柱梁・無垢フローリング・杉天井・漆喰・桧板張り等の自然素材を多用して、住宅としての柔らかさを求めています。