「五千尺ホテル」今シーズンの改装は、最上階403・404号室です。
最上階の明るいベランダのある部屋で、リゾートの明るい雰囲気に相応しい、明るく軽い色合いのインテリアにまとめました。
ホテルオープン当時から、洋室として設計され、木の天井や障子などでデザインされた和風テイストのモダンな洋室は、40年近く経た現在でも、十分に通用するデザインです。
今回のリニューアルデザインでは、部屋の基本的なデザインを生かしながら、ベット廻りを工夫しました。
ベットヘッド側に高さ70cmで木の腰壁を巡らし、腰壁の上部に幅18cmほどのカウンターをつけました。
カウンターには、メガネや時計を置いたり、また、ベット其々に一つづつアーム照明を備え付けています。
サイドテーブルも各ベットに一つづつ設置し、本や雑誌、カップやグラスを置くのに十分なスペースは、パーソナルな使い方ができます。
サイドテーブルのイタリア製アームライトは、スムーズな動きの軽いデザインです。
室内に飾られる絵画は、部屋の優しいインテリアに合わせて、パステル画家の土屋祐正氏に、冬の上高地の絵を描いて頂きました。
40年前から、大切に使われている天童木工の定番ラウンジチァーは、明るいグリーンの布地で彩りました。
ベッド正面には、大型液晶テレビ、その脇には、プルトップの化粧鏡を仕込んだ、ライティングデスク、そして荷物台。いずれの調度品も、40年前から使われている家具を化粧直ししました。古い家具でも、しっかりとした造りであれば、化粧直しを施すことで、新しい部屋に活用することが出来ます。。
バスルームの出入り口脇には、今回新たに、ワードローブをしつらえました。何日かの滞在中の衣類を、バスルームの脇にきちんと収納できます。風呂上がりのバスローブも、ワードローブに備えています。